毎年、出雲大社に参拝するのは日帰り旅行で、強行突破をしている感じなのですが、今回は美保神社に行きたい!!と1泊しました。
縁結びの神様【出雲大社】は大国主大神が祀られています。
出雲大社から車で1時間40分ほど走ったところ。島根半島の先、<美保関>にある【美保神社】は大国主大神の御后神、三穂津姫命(みほつひめのみこと)と、第一の御子神である、えびす様でも知られる事代主神(ことしろぬしのかみ)が祀られています。また【美保神社】は全国に3000社以上あるえびす様をお祀りする神社の総本宮。
三穂津姫命は五穀豊穣・夫婦和合・安産・子孫繁栄・歌舞音曲のご利益が。事代主神は海上安全・大漁満足・商売繫盛・音楽と学業成就のご利益があると言われています。
また事代主神は出雲神話の中で国譲りの段において大変重要な判断を委ねられた尊い神様です。
出雲大社の大国主大神は大黒様(七福神の大黒様とは別のようです)、美保神社の事代主神はえびす様を合わせて【えびすだいこく両参り】とよばれ、両方合わせてお参りすることで、より良い縁に恵まれると言われています。
出雲方面から向かうと2つルートがあるのですが、今回は以前にテレビCMで話題になり、急勾配で有名な「ベタふみ橋」と言われている江島大橋を渡りました。確かに「ベタふみ」でした!(笑)
海沿いの道を走っていくと磯の香りがしてきて港町、美保関に到着。駐車場から徒歩2分ほどで第一の鳥居に。
すぐに二ノ鳥居と社号標がお目見え。一礼してくぐるり、手水舎で清め、階段を上がり神門へ。ここにも大きなしめ縄がありました。神門をくぐると、出雲大社とはまた違った趣のある何とも言えない感覚。
そしてとても大きな拝殿。うわぁぁぁぁぁぁぁと思わず息を吞む
海の神様、船庫をイメージした独特の造りだそうです。梁がむき出しになっていて天井もありません。
美保神社は〈ニ礼二拍手一礼〉で参拝します。
神社に行くといつも拝殿からぐるっと一周まわります。裏手に行くと、ご本殿の屋根が二つに分かれているのが見えました。これも珍しいです。写真右側に「えびす様」左側に「美穂津姫命」が祀られています。
この本殿は2殿の間を「装束の間」でつないだ特殊な形式で「美保造り」「比翼大社造り」と呼ばれているそうです。
もう一つ、発見したのが、石造の亀です。調べてみると、この亀の石像の前から出る湧水は枯れたことがない為、【恋が枯れない】【商売が枯れない】など縁起がいいと言われているそうです。あやかりたいと置いてある5円玉に並べてきました。
一回りして、拝殿から外を見る景色は一の鳥居、海まで見えました。
とても開放感のある神社です。
出雲大社とまた違った雰囲気の美保神社。両参りでご利益アップもそうですが、なんだか日本の神話を深く知りたくなった神社でした。
今年も、両参りしようと、既に計画中(#^.^#)
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過去のパワースポットはこちらから(嬉しいことが起こるかも!)
<月山神社>
〈白山洞門〉
〈鳥居杉〉